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お金

【朗報】平成29年度分から医療費控除が超カンタンに!領収書をひとつずつ入力しなくてよくなるよ!


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こんにちは、てすらです。

去年から歯科矯正を始めたわたし、今年で2度目の医療費控除申請をしなくてはなりません。
ああ、あのよくわからない書類とまた向き合うのか…。

そこでそろそろ準備を~と思って調べていたところ、なんと医療費控除が変わります!のお知らせが。

どうやら以前よりとっても簡単に申請できるようです。

一体どういうことなのかまとめてみます。

 

医療費控除とは

そもそも医療費控除ってなに?という人も多いですよね。

医療費控除とは、1年間に払った医療費が10万円または所得総額の5%(いずれか少ない方)を上回った場合、申請をすると返ってくるお金がありますよというもの。

計算としてはこんな感じ。

この医療費控除額に税率をかけた金額が、次の年の所得税から引かれることになります。

医療費控除の税率は所得額によって違うのですが、所得の多い人の方がより高い税率になっています。
つまり、多く税金を払っている人の方がたくさんお金が返ってくる仕組みですね。

また、住民税にも医療費控除があります。
医療費控除申請をすると、次の年の住民税からも引かれるお金があります。

これは所得に関係なく税率は10%です。

 

 

今までの医療費控除申請

医療費控除申請って多くの方にとっては普段必要ないものですよね。

まずは今までどうやって申請していたか、去年を振り返ってみます。

 

  1. 医療を受けた人ごとに、医療費の領収書をまとめておく
  2. 医療を受けた人、場所、金額を表に記入していく
  3. 確定申告書を記入する
  4. 源泉徴収票と一緒に税務署へ提出

 

こんな感じですね。

ここで一番時間がかかるのが、2の「医療を受けた人、場所、金額を記入する」ってやつです。

うちは3人家族ですが、娘は6歳なので病院にかかってもまだお金がかかりません。

なので夫婦2人ぶんの金額を記入していくわけですが、ひとつひとつ記入するのって案外大変。
去年は初めてのことで場所ごとには領収書をまとめていなかったため、あまり効率よく作業をすることもできませんでした。

平成29年度分からは、この明細書を作成する手順がぐっと簡単になります。

 

平成29年度分からの医療費控除申請

今までは、病院・調剤薬局・その他薬局などからもらった領収書をひとつひとつ、自分の手で記入していく必要がありました。

しかし、平成29年度分からはある程度まとめて記入することができます。

2パターンあるのでひとつずつ見ていきます。

 

医療費通知を利用する

もっとも画期的だと思ったのは「医療費通知」を利用することで、記入する項目がぐっと減るというもの。

 

「医療費通知」(医療費のお知らせなど)を添付する場合、「医療費通知」に記載された医療費の合計額を医療費控除の明細書に記載することができます。

医療費通知とは、医療保険者が発行する以下の全ての事項が記載された書類をいいます。
(後期高齢者医療広域連合から発行された書類の場合は③を除く)

①被保険者等の氏名
②療養を受けた年月
③療養を受けた者
④療養を受けた病院、診療所、薬局等の名称
⑤被保険者等が支払った医療費の額
⑥保険者等の名称

引用元:平成29年分確定申告特集(準備編)

 

医療費通知とは

ここで、「医療費通知ってなに?」という疑問が出てきますね。

社会保険に加入している方は、年末調整が終わると「今年は保険証を使ってこのくらい医療費使いましたよ~」みたいなハガキが来ませんか?

あれです。
会社によっては、WEBで確認できるようにしているところもあるみたいですね。

医療費通知という表記ではなく、「医療費のお知らせ」と書かれていたりもします。

医療費通知の形や来る時期は社会保険の組合などによっても違いますので、ご自分のところはどうか確認してみてください。
保険証に組合などの名前が書いてあるはずなので、その名前で検索してみるといいですよ。

 

医療費通知を使うとどうなるの?

医療費通知を使うと、なぜ医療費控除申請が楽になるのか?

これは医療費通知に書いてある項目に関しては金額をまとめて書けるからです。

今までひとつひとつ書いていたものを合算して書けるんですね。

 

  1. 医療費通知に記載された医療費の額
  2. ⑴のうちその年中に実際に支払った医療費の額
  3. ⑵のうち生命保険や社会保険などで補塡される金額

 

この3つだけ書けばそれでよくなるんです!!

これはすごい!!カンタン!!時短!!!

 

 

医療費通知を利用しない場合

理由があって医療費通知を利用しない場合、もしくは利用できない項目の申請もかなり簡単になります。

これまでは同じ場所に同じ人が通院していても、1回分ずつ別々に書く必要がありました。

しかし、平成29年度分からは同じ人、同じ場所での医療費を合算して記入してよくなります。

たとえば、

 

6月23日 山田太郎 ○○病院 2,000円
8月12日 山田太郎 ○○病院 1,400円

 

と、一個ずつ書かなければいけなかったのが、

 

山田太郎 ○○病院 3,400円

でよくなるということですね。

これだけでもずいぶん作業が簡単になるので、この簡略化はとても助かります!

 

 

今年分からの変更なので、申請予定の方はご注意

平成29年度分、つまりこの年明けからの確定申告からの変更になります。

ですので、今年の分の申請を考えている方は変更点などよく目を通しておきましょう。

わたしもこの手の作業は苦手なのですが、頑張りたいと思います。

ちなみにわたしは税理士でも何でもないので、何か間違いがありましたらご指摘いただけるとありがたいです!
逆に税理士でも何でもない人が読みやすいようには書いてみたつもりです。

 

それでは!

 

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