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雑記

ゲームが教えてくれた「努力のやり方」後編


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こんにちは、てすらです。

今日は昨日の続きで、「艦これ」でどうやって努力をすればいいのか、のヒントを得た話をしたいと思います。
前回の記事:ゲームが教えてくれた「努力のやり方」①

もともと勉強やスポーツなど「目標に向かって努力する」ことをしてきた人にとっては、「何言ってんだこいつ」となってしまう内容だと思います。

今までなんにも目標を達成できていなかった私が、「努力する才能自体が欠けていたわけではなかった」というお話です。

 

艦これのイベントは定期テストに似ている

これは最近のソシャゲの多くに言えることですが、ソシャゲのイベントって定期テストに似ています。

定期的に、時期が予想できるタイミングでイベントがあり、そのイベントを攻略できるように育成していく。
この流れがあります。

私は、この流れがあるゲームで、初めてきちんと頭を使って遊んだのが艦これだったわけです。
最初はそんなことなかったのですが、艦これのイベントの難易度が上がっていくにつれ、育成にも計画が必要になってきました。

・いつまでに
・何をどのくらいまで育てるか
・そのためにやるべきことは何か
・1週間または1日当たりどのくらいの進捗が見込めそうか

これをふまえて育成を進めていかないと、攻略自体の計画もふんわりしてしまって不安だったのです。

育成の内容としては、キャラクターと装備の強化が主で、同時進行で資源の備蓄を進める必要がありました。

艦これのイベントといえば、「運ゲー」として有名です。
育成が中途半端でも運が良ければクリアできるし、かなり育ててあっても運が悪ければクリアできない。

そんな運ゲーの「運要素」を、少しでもなくしていこうと育成を頑張っていました。

 

なぜそこまで頑張る気になったのか

こうやって見ると、「なんでゲームにそこまで本気になってんの?」と思う人もいると思います。

単純に、楽しかったのです。

ソーシャルゲームはその特性上、TwitterなどのSNSで情報を交換しあって攻略を進めていきます。
学校で「あのゲームどこまでやった?」みたいな感じで、しかし学校とは比べ物にならない規模で、色々な攻略情報が流れてきます。

すると、「こんな面白い方法があったのか!」「このキャラクターへの愛だけでここまで…!」
「こんなに早くクリアしちゃったの!?」など、
たくさんの驚きに出会います。

たくさんのすごい人たちを見て、「私も!」となってしまったわけです。

このとき私がSNSで得たのは、


・お手本となる人
・一緒に頑張ろうと励まし合う人

でした。
「この人みたいに頑張りたい」や、「○○さんも頑張っているし、私も!」と素直に思える人ができたため、
モチベーションはどんどん上がっていきました。

 

はじめて他人に「すごいよ!」と言ってもらえた

そうして頑張っているうちに、イベントに難易度設定が実装されます。
「甲・乙・丙」の中で好きな難易度を選んで遊べるというもので、最高難易度である「甲」をクリアすることは多くのプレイヤーの目標となりました。

計画を立て、仲間と励まし合い、情報を交換し、と繰り返すうちに、
私は「甲」のイベントを全部で5回クリアするまでになります。

甲をクリアするたびに、Twitterの人たちは「すごい!」と認めてくれました。
このとき、初めて他人に純粋に褒められたような気がしたのです。

誤解のないように言っておくと、さすがに大人になるまで1回も褒められない人生を送ってきたわけではありません。

生きていて褒めてくれるのって、家族や親せき、友達なんかがメインだと思います。
ですが、私はひねた人間だったため、そういう近しい人から褒められても、「情けとかお世辞で言ってもらってる」みたいな気持ちが拭えませんでした。

その点、Twitterで知り合った人はまったくの赤の他人。
もちろん他人だからこそお世辞、というケースもあります。

でも、Twitterみたいなところでわざわざ知らない人にお世辞を言いにいく人って、けっこう暇な人です。
それをわざわざ、「おめでとう!」「すごいね!」と声をかけてくれる。

特に「すごい」って言葉は、本当にすごいって思わないと自主的にリプライでまで言わないと思うのです。
それがとても嬉しかった。

その声は私の次への活力になりましたし、同じように頑張っている人への声かけの習慣もついていきました。
「努力に対して褒めるということはどういうことか」をこのとき実感したように思います。

 

私は「努力ができない人」ではなかった

この艦これの流れを振り返ったとき、私は思いました。

「これ、勉強を頑張る方法と一緒なのでは?」と。

勉強や習いごと、ダイエットなど、「やらないといけないこと」のがんばり方を調べると、よく出てきたステップでした。

 

①大きな目標を決める(イベントをクリアする)
②小さな目標を決める(何をどの程度育てるか決める)
③もっと小さな目標を決める(1日や1週間当たりの進捗をおおよそ決める)
④毎日つづける

 

多分、勉強もこうやればよかったんだろうなぁ…と、ぼんやり思いました。

ここで私が得たもっとも大きな気付きは、「私は別に努力する能力が欠落しているわけじゃなかったんだ」ということ。

ゲームばかりして、遊んでばかりで、身になる努力を何にもできない人。
これが私の自分自身への評価でした。

しかし、インターネットで本当に色々な人たちを見てきて、今になってやっと、
「ゲームでは努力できていたんだな」と自分を認めてあげることができました。

「努力する能力がない」という自己評価から、「努力のやり方そのものはわかった」になるのは、自分としてはもうすごいことでした。

すごくレベルの低い話をしているのは重々承知です。

でも、「努力のやり方そのものはわかった」のステージに立てれば、これから他にもたくさんのことを積み重ねていけます。
それに気づいたのが本当にうれしくて、この話を書かずにはいられませんでした。

このブログも、実は努力の応用の第一歩だったりします。
何かを積み重ねていくことで、今までできなかった何かを成し遂げるために、
ブログも「がんばって」続けていきたいと思います!

最近の記事:ゲームが教えてくれた「努力のやり方」前編

「黒染め」の強要はなぜ発生するのか

 

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