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こんにちは、てすらです。
Twitterでストーカー被害の注意喚起をされている方を見かけました。
友人の妹が体験した出来事です。
元々ただよく話すだけのフォロワーだったのに、相手がストーカーになっていて玄関前で恐怖を味わった話。これ、自撮りを頻繁に上げるような人じゃなくても被害に遭う可能性はあるので気をつけてください。女性だけでなく男性も…… pic.twitter.com/spDuviAIT2
— じなぴぃ⌬Switchプレゼント企画中 (@j7p) 2017年11月30日
これを見て、「わたしも娘も他人事じゃないな」と思い、娘にきちんとネットリテラシーについて説明できるようにしなければ…と改めて感じました。
そこで今回は、この件について誰のどんな行動がうかつだったか、考えてみたいと思います。
娘が大きくなったら、一緒に考えるのもいいかもしれない…と思いつつ、練習も兼ねて。
事の詳細については、元ツイートの画像をご覧ください。
目次
Iさん(今回の被害者)
Iさんは自撮りや自分の個人情報について、公開しているタイプではありませんでした。
それなのに、こんなことになったのは…?
Iさんが気をつけるべきだった点について考えてみます。
買い物をした場所が自宅近くであることを明かす
たとえばお店の名前を明らかにして、「○○で買い物をしてきた!」という発言だけでは、この人の行動ルートを絞ることはできません。
しかしIさんの場合、「すぐそこの○○というお店」に行ってきたと発言してしまっています。
これではIさんの自宅がどのあたりかわかる人には、行動ルートがわかってしまいます。
さらに、購入した商品名を場所と合わせて具体的に書いてしまうところも危険ですね。
このうちどちらかだけの情報であれば、個人の特定はまだしづらいのですが、場所+商品名で個人の特定の難易度はグッと下がるでしょう。
普通はつい「自宅の場所なんて誰にもわかりっこないし」と思ってしまいますが(Iさん自身はネットで気をつけていたので尚更)、逆に言えば自宅のある地域さえわかってしまえば芋づる式、というふるまいも危険であることは認識する必要があります。
対策としては、
- お店の情報をシェアしたい場合→「○○店」と書いたとしても自宅との関連性の言及は避ける、購入した具体的な商品名には触れない
- 商品の情報をシェアしたい場合→どこのお店で購入したかの言及は避ける
などが考えられます。
これは今回のように消耗品など頻繁に購入するものの場合、特に気をつける必要があります。
友達のバイト先の情報を書く
Iさんは「すぐそこの○○というお店」で友達がバイトしている、という発言をしています。
自分のごく近しい関係者が、アルバイトをしている場所の情報を明かしてしまっていることになります。
自分と同じ家に住んでいる家族についての情報は気をつけるのですが、自分の近くに住んでいる友人の情報は、案外ポロッと書いてしまいやすいもの。
まさに「この友人の居所を探ればおのずと…」という状態を作ってしまったわけですね。
対策としては、
- 友人が定期的に行く具体的な場所についてツイートしない
になると思います。
たとえばこの件で言うなら、「お買い物に行ったらバイトしてる○○ちゃんと会ってびっくりした~」くらいにぼやかす必要があると思います。
なお、この場合でも具体的な時間帯がわかるようにツイートすることは避けるべきです。
いつ、どこで、何をするか書く
今後の予定をメモがわりにツイートする人もいますが、その内容には注意するべきです。
Iさんのように、「いつ、どこで、何を買う」まで書いてしまうのは具体的すぎます。
その時間に、その場所へ行って、その商品を手にしている人を探せば特定できてしまいますよね。
もし、おつかいを頼まれて忘れないようにメモがわりにツイートしたいという場合は、「何をするか」のみに限定するべきです。
Twitterに「今後の予定を書く」というのは、悪いことを考えている人が計画を立てる助けになってしまいます。
これが例えば「おつかい頼まれたから忘れないようにしなきゃ」であれば、どこへおつかいに行くのか、なにを買いに行くのかはわかりません。
これは友人と遊びに行ったときのことをツイートしたいときにも当てはまります。
「明日、○○ちゃんと△△に行くの超楽しみ!」や、「○○ちゃんと△△なう!」は危険です。
どちらも「いつ」「誰と」「どこにいるのか」わかってしまうためです。
ですので、遊びに行ってきた、おいしいものを食べた、という場合にはこのいずれかの情報をぼかした方がよいでしょう。
その方法のひとつとして「それが終わってから」ツイートする方法があります。
かならず帰ってきてからツイートしなさいということではありません。
たとえば、お友達と遊びに行く場合、いくつかの場所を移動しませんか?
ウインドウショッピングをして、疲れたので喫茶店に入り、その後お気に入りの雑貨屋さんで文具を購入した、というように。
この流れで、喫茶店のケーキが大変かわいらしかったので、写真を撮ってツイートしたいとします。
その場合は、まず写真を撮っておいて、お店を出てからツイートします。
他にも、「○○ちゃんと来た」のではなく「友達と来た」と書いたり、チェーン店にいるのであればわざわざ「○○店」などの場所を表記しない、など。
店舗がたくさんあるチェーン店は、店名だけでは特定が難しいため、「どこどこの○○」と書かなければさほど危険とは思えません。
「スタバの○○おいしい~!」とだけ書かれていても、どこのスタバなのかはわかりませんよね。
Twitter自体が「○○なう」で広まったために、気軽に投稿してしまいがちですが、「いつ」「誰と」「どこにいる」がリアルタイムでわかるツイートは危険です。
Iさんのお友達、Rさん
Iさんのお友達、Rさんにはさほど目立った落ち度は見受けられません。
Iさん同様に学校や自身の顔についての情報は公開していなかったとのこと。
ですが、ひとつだけ。
「そこでバイトしてるよ」の発言
今回のストーカーは、このRさんをIさんの居場所特定のために利用しています。
ネット上の付き合いの人が近くに住んでいることが判明したとしても、自分の具体的な生活ルートについての発言は危険です。
そもそも相手が「自分は○○の△△」と自分の居場所を明かしてきたとき、その範囲が狭ければ狭いほど警戒するべきです。
通常、ネット上の付き合いの人に自分の居場所を明かすことは大きなリスクがあります。
ですので、自分の具体的な生活圏がわかるほどの情報を提供してくる人は、悪意があるにせよ無いにせよちょっとズレています。
個人的には「○○県○○市」くらいまでがギリギリのラインかなと思っています。
ちなみにこれは、ネット上の付き合いの人と現実で会うなんて!!という考えに基づいているわけではありません。
ネット上はリスクの大きい場所だからこそ、実際に悪意なく会う場合は、お互いの生活圏を明かさなないまま人目のある中間地点で会うのが妥当だと考えるからです。
先に生活圏を明かしてしまうと、「会ってみたらヤバいやつだった」というときに後戻りができません。
なので、自分が普段過ごしているところについてはぼかしたまま、自分のパーソナルデータを明かして大丈夫な人か見極めていかないといけないと思います。
他のお友達
IさんとRさんの共通の学校のお友達、いわゆる「リア友」です。
このリア友たちが最初のきっかけを作ってしまいました。
プロフィールに学校名が書いてある
プロフィールに学校名を書いている学生の皆さん。
消しなさい。今すぐに。
TwitterはLINEなどとは違って、身内ばかりで盛り上がれる場所ではありません。
Twitterにおける「リア垢」の意味を勘違いすることは非常に危険だと思います。
Twitterには、「リアルの人たちとつながるためのアカウント」はありますが、「リアルの人たちだけで完結するアカウント」はありません。
それがたとえ非公開アカウントであっても、プロフィールは誰でも見ることができますよね。
誰でも見ることができる場所に学校名を書くことは、自分だけではなく友人を危険にさらすことがあります。
自分が非公開アカウントであったとしても、友人全員が非公開アカウントでもないかぎり、安心はできません。
特に、未成年のみなさん。
あなた方が学校名を公開することは様々なリスクがあります。
さきほど「いつ」「誰と」「どこにいるのか」わかるのは危険だという話をしたと思います。
今現在通っている学校が判明するということは、あなたが日々の大半をすごしている場所を公開しているということです。
大学生や社会人にももちろん同じことは言えますが、未成年の方は特に危険です。
あなた方を未成年とみて悪だくみをする大人は、世の中にたくさんいるからです。
学校名や制服姿をインターネットで公開することは非常に危険です。
今すぐやめましょう。
写真と共にリプライをする
一緒に撮った写真を添えてリプライをする。
それはすなわち、「わたしはこの人のリア友でーす」と言っているのと同じです。
リア友がどの範囲かわかるというのは、「誰をつつけばこの子に関する情報が引き出せるかな?」という手掛かりになります。
これは特に未成年がやると危険な項目になると思います。
というのも、高校生までの行動圏内はある程度予測がつきやすいのです。
未成年である以上、子どもたちだけであまり遠くへはいけませんよね。
友達も学校の友達が中心になりますし、とにかく情報を絞り込みやすいのです。
たとえば大人の人が友達と一緒に撮った写真をTwitterに上げたとして、ひとまず写真だけではその人が何つながりの友達なのかはわかりにくいことが多いです。
どこで出会ったのか、近くに住んでいる人なのか、遠くからわざわざ会いに来てくれたのか、いろんな可能性があります。
ですが、高校生までの友達は十中八九近くで出会いますよね。
わたしの感覚ではこうなのですが、今の人は違うということであればぜひ教えてください。
ともかく、学校や塾の友達がメインになるという環境のうちは、一緒に撮った写真はLINEなどで共有するにとどめた方がいいのではないかなと思います。
どうしてもTwitterがよければ、グループDMもいいですね。
まとめ
海外ではfacebookなどで実名と顔写真、所属を明らかにするのが普通と言われていますが、日本は海外と事情が違います。
海外では名前が被りがちでどこのジョンかわからない、といった背景もありますので、実名の公開がそこまでのリスクをおびないのです。
一方、日本では同じ読みでもひとりひとり漢字が違ったりと、名前の識別性が高いのが特徴。
英語圏の海外よりも、個人情報に気をつける必要があります。
大切なのは日々のルーチンを明らかにしないことかなと思います。
せっかくの楽しいインターネットですから、怖い思いをしないように使っていきたいですね。
それでは!
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