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こんにちは、てすらです。
多くのお母さんが、黄昏泣きに悩んだ経験、あるのではないでしょうか?
おむつも授乳も済ませて、思い当たることは何でもしているのに泣き止まない……
産後の体力が消耗している時には本当につらいものです。
その黄昏泣きについて、こんなツイートを見つけてびっくりしたので、ご紹介します。
私「教え子に赤子生まれたからコリック用ガス抜きチューブ送る」
夫「?日本で買えばいいんじゃ?」
私「それが日本じゃ売ってないんだ、存在すらしねえ」
夫「?!?!」
コリックに黄昏泣きなどと意味不明なネーミングをしママにのみ無駄な苦労を強いる謎の根性論大国日本
今何世紀だったっけ? pic.twitter.com/hms48zfKrj— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
お尻に何もつけずそのままブスリとゆっくり刺して行くと、プスゥ…とガスが出てきます。反対側がラッパみたいになっていて、音がよく聞こえます。
中途半端に詰ってた便も出てくる時もあって、使うと赤ちゃんが本当にスッキリした顔になって途端にリラックス、別人のように穏やか赤子に変身します— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
柔らかい樹脂?しなります。そのまま入れますがパウダーなどで乾燥してる場合は先端に純ワセリンを少し塗って差し込みます。何cm位入れるとか記載してなく、勘でやるのではじめは怖いですが、何度かで慣れます。差込ながら反応みて、少しずつ前進、ラッパ部分からガスが出る音したらそこがビンゴです
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
イタリアで小児科や薬局行かなくても誰かに「夜泣きが」言うと「ああそれコリックね、薬局に行くと売ってるから」って誰もが知ってます。
ガス抜きカテーテルと、酷い場合用に飲み薬があります(強力なのでなるべく使いませんでしたが)
使ってガスが音を立てて抜けた後の赤子のスッキリ顔半端ない— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
黄昏泣きって対処法があったの!?
びっくりです。
黄昏泣き。夕方になるとなんだか物悲しくなって、何をしても泣き止まない魔の時間…
あれもダメ、これもダメと振り回されるお母さんは数知れず。
その黄昏泣きが、「なんだか物悲しくて泣いてる」わけではないですって……!?
一生懸命黄昏泣きを乗り越えた身としては、衝撃の事実です。
コリックは生後間もなくお腹にガスが貯まること
少し調べてみると、日本でも「お腹の不調かも」という情報は見つけることができます。
イタリアではまさしく、「お腹の不調によってガスが溜まる不快感で泣いている」とされているみたいですね。
赤ちゃんの胃腸はまだ未発達なので、消化不良を起こしてお腹にガスが溜まるそうです。
なので、カテーテルで直接ガスを抜いてあげることで、不快感を解消してあげると…
私は「お腹の不調」というワードにすら行き当たっていなかったので、目から鱗です。
カテーテルをおしりから入れるということで、やはり危険もあるのはわかるのですが、
お腹の不調が原因だってことくらい教えてよー!という気持ちでいっぱいですね……
でもカテーテルは怖いし売ってない
イタリアではこのように扱われている黄昏泣きですが、実際日本でカテーテルを手に入れることはできません。
日本でできる対処法はないのでしょうか?
道具を使わない対処方法はこちらのようです。
カテーテル無しだとこの姿勢で前後にゆらゆらさせるのが一番効果ありますが、物凄く腕に負担がかかって吊りそうになるので、お父さんの出番です。ウチは夫がカテーテル使うの怖くて、夫担当でした>前後揺すり でも一時しのぎなのでやっぱカテーテルが一番。9月ご出産なら大変な時期過ぎた?かな? pic.twitter.com/1G8GM5GGIr
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
これだけでも教えてくれたらどんなに助かったことか……!!
いま黄昏泣きや夜泣きに悩んでいるお母さん、ぜひお試しください。
カテーテルが使えるのはお国柄の問題も
国が違うと事情もそれぞれ違ってて本当に驚きの連続です。やっぱりそこは「自己責任」のお国柄なので>イタリア クレームとかは無いと思いますよ。高額ジュエリーを修理だしたら溶けて返されてもお金請求されるし「そんな店に修理頼んだお前が悪い」言われる国ですから>イタリア
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
確かに日本で導入して何かあった場合、いろいろと面倒なことになりそうです。
「自己責任で」使える人が多いという環境がないと、カテーテルのようなデリケートなものを扱うのは難しいのかもしれません。
また、カテーテルを使用しているイタリアでも、
尻にブッさすから下手するとさし込みすぎて事故になる可能性もありますからね、、と思ったらイタリアのコレ、裏面にしっかり「この商品は産後の女性向けの商品です」的な逃げ口上印刷されてて赤ちゃん用の医療品です、とはどこにも書いてない!欧州人すげえ!頭いいな!
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月3日
このように「赤ちゃんに使うための商品」としては販売していないようです。
なので赤ちゃんに使った場合何があっても自己責任だよ、ということみたいですね。
それにしても、黄昏泣きに具体的な原因があるなんて本当にびっくりです。
知ることができて良かった…!
日本ではまだ解決しない育児の悩みも、外に目を向ければ意外な形で解決するのかもしれませんね。
【11/5】追記
その後、件のツイートをされた方が改めて詳細な認識をお話していましたので、こちらもまとめておきます。
朝起きたらRT一万越え更にハム速さんに掲載して頂いた事で凄いことになっていますが、私としては黄昏泣きで原因が分からずノイローゼになっているママ達を救うことができれば、という思いで一連のツイートをしました。「イタリアの育児医療現場と日本の育児医療現場は事情が違う」その通りです(続く
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
2;私自身言語がなかなか通じない異国でお医者の言ってる事も??妊娠してから日本から育児本を取り寄せたり日本の育児サイトを見て自力で調べたりもしました。安易にイタリアではこうだから、で済ませる気にもなれずに日本ではどうしてる?いつもその比較をして、模索の繰り返しでした。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
3;イタリアは日本と違い医療無料(主治医制)ですが弊害でいざという時に専門の病院に行く(アポ制)まで時間をロスします。それもあってイタリア人は日本人に比べると医者に掛かる前に自力でなんとかしようとする傾向が日本人と比較にならないほど強く、すぐ薬や器具に走りがちな所もあります
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
4;コリックも初めての育児で育児本にはあやしましょう、マッサージ等しか書いておらず半泣きで掛かりつけの小児科に電話した所例のガス抜きカテーテルを教えられました。「こんなもん尻に刺すの?」不安で薬局でも相談、またママ友、知人らに相談もしましたが皆一様に「それコリック。ガス抜きする」
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
5;始めは怖くてなるべくコリック抱き(画像)とマッサージで解消できれば、と毎回試しました。でも駄目でした。みるみるお腹が膨れて顔を真っ赤にしてギャン泣くわが子。やっぱりコレしかないのかとガス抜きカテーテルを使うと今までの苦労が馬鹿みたいに解決、子供も苦しみから解放されてスッキリ顔
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
6;言われてみれば皆方法としてしってるがイタリア語育児サイトにはガス抜きカテーテルでガスや便を抜くことは記載されていません。またイタリア語で散々動画検索しましたがヒットしませんでした。考えられるのは「リスクはあるが効果あるから皆自己責任でやっている裏技」なのかもしれません。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
7;イタリアは授乳後のゲップの指導はされません。二人の子持ちですが両方、病院では指導されませんでした。これは私も不思議でした。イタリアでは外や公の場(店内、バス内など)で授乳ケープ(存在しません)なしでおっぱいむき出しで授乳してますが飲ませた後にゲップ出させてる親、皆無です。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
8;ママ友にも友人知人にも聞きました「授乳させた後ゲップさせないの?」イタリア人「なんで?!」新生児でも授乳させた後そのままベッドにINです。私は事前に日本の育児書で知ってたのでいつも実践していましたがゲップが出ない子達で、それもあってかコリックが酷かった事はよく覚えています。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
9;日本とイタリアで大きな違いは「予防」の概念にあるんじゃないかと。例えばマスク。イタリア人は絶対に使いません(そもそも売ってるのを見た事が無い)うつる時はうつる、掛かってしまったら薬を飲めばいいがイタリア。「移らないように」「他人に移さないように」が日本の常識。大きく異なります
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
10;日本の育児ではガス溜まり防止&吐き戻し防ぐ為に授乳後ゲップをさせる「はず」だから、いざガス溜まった時の対処法自体あまり普及しなかったのかもしれません。イタリアはゲップはさせない=ガスが溜まってコリック泣きは当然という前提で「ガス溜まったら抜けば」という感覚なのかもしれません
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
導尿用カテーテルだったという事実を書くの実は悩みました。それを見て「日本にもあるならそれ使えば」と試す方が出る可能性があったからですイタリアのそれは小児科も勧める様に、「赤ちゃんに使って大丈夫」な仕様、サイズ(細さや長さ)多種多様にあるカテーテルの中から厳選されたものだと思います
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
12;ですから自己責任とはいえ私のツイートで安易に「日本にあるカテーテルで代用しよう」というのは危険だと思います。個人輸入ができるのならアメリカ製のきちんとガス抜き目的に作られた赤ちゃん専用の器具を使った方がずっと安全かと。私自身説明書き無しカテーテル、手探りで使うの恐怖でした。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
13;医療関係者のご意見も出てきているようです。ただ「やっぱイタリアとは違うな」思わせられる事も多々。例えば綿棒浣腸が挙がってましたがイタリアでむしろNG。理由は「綿が体内に残る危険がある」同じ理由で子供への耳かきもNG。綿棒使う位ならカテーテル、私は小児科でそう教えられてました
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
14;ローカル医療現場情報では?それに関しては、諸外国の事情存じませんが、ここジェノヴァには欧州最大規模の小児科大病院があります。欧州中の難病、重病の子供達が集結します。そのジェノヴァ、イタリアで通例になっているガス抜きは専門家が色々思考錯誤した上で出された結論なのかもしれません
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
15;黄昏泣きの正体はなんなのか、ガスかもしれないし、違うかもしれない。でも全く分からないよりは、「ガスの可能性が高い」前提でコリック抱きやガス抜きマッサージ、もっと遡って授乳する母親の食生活の見直し、に着目する切欠になるだけでも、問題提起になれたのではないかと思います。
— Labarumラバルム (@antiquelabarum) 2017年11月4日
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